油油(つやつや)の魚鷹(ウ)の羽さやけき水滴(しずく)かな

端午節 叶(は〉に包(くる)まれし黄身おもふ

陽陽(ヤンヤン)は燙髪(パーマ)も染髪(カラー)もやってます

春近し空を搶(と)りあう枯木かな

綿花糖(わたがし)や電線杆に絆(からみつ)く

青天に建設中の大厦(ビル)がいる

白雪に大丈夫(ますらお)立ちの枯木かな

木漏れ日の映り流れて老洋房

板紙(ボール)箱ひろげて睡(ねむ)る弄堂(ろじ)の狗(イヌ)

屋根吃(くら)う魚(ウオ)幻(み)ゆほどの酷暑かな

石獅子(こまいぬ)や人に咬みつく風声(うわさ)あり

廃校の肖像に胡須(ひげ)長(は)えにけり

滚滚(もこもこ)と蒸籠(せいろ)のゆげも白き朝

藍天(あおぞら)に鳥ふき散(はら)う疾風(はやて)かな

波おどる湖上の狗(イヌ)に見初められ

はい茄子(チーズ)にっこり笑う駱駝かな

恐龍の肋骨(あばら)の如き形して

嚯嚯嚯(フォッフォッフォッ)宇宙忍者(バルタンせいじん)敗れたり

どぶ河の鈍(のろ)き您(あなた)を想いだす

黄昏て健忘ぎみの碰碰車(バンパーカー)

船首(へさき)にて海風耐える獣かな

東風(こち)吹きて西に飄舞(はため)く紅(あか)き旗

電線を楽譜に代えて法国悟桐(プラタナス)

噴漆(スプレー)字ただの白痴(ばか)では収まらず


你(きみ)はなぜ我が童年(おさなき)の面影を

車窓から仰望(あおぎみ)る天(そら〉海鴎(カモメ)灯

行人の影子(かげ)は人の字昔より

楼梯平台(おどりば)に立ちとどまりて二人きり

一脚の青蛙(カエル)ちょこんと肩にのり

扑克牌(トランプ)を片手に老後四三ニ

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